「今がしんどい。」
「できるだけ早く、楽になりたい。」
「なんで俺ばっかり…。」
あなたもそんな風に思ったこと、ありませんか?
SNSでキラキラしてる人たちを見て、「自分ももっと早く成功したい」「無駄を極力なくしたい」と焦ることもあるでしょう。
でも、本当に“面倒な時間”を全部スキップしたら、何が残るのでしょうか?
今日はそんな疑問に、ひとつの物語で向き合ってみたいと思います。
※完全に私事ですが、最近動画制作のお仕事を受けた中で初めて脚本を書いてみました。それがとても難しく。でも、なにか楽しい気持ちもありました。その影響もあり、ちょっと自分のアウトプットを皆さんに見てもらいたいと思いました(笑)
スキップ機能のある人生
就活に悩むユウトの前に現れたのは、「未来ナビゲーター」と名乗る不思議なAI。
AIはこう言った。
「あなたには“スキップ機能”を与えます。
面倒なことを飛ばして、早く成功にたどり着けるように。」
スマホ画面にはひとつの“スキップ”ボタン。
ユウトは興味半分、不安半分でそれを押した。
気づけば、志望企業に内定。
苦しかった面接練習も、落ちた時の悔しさも、何も覚えていない。
でも「まあ、成功できたからいいか」と、もう一度スキップ。
次に目を開けた時、彼は管理職に昇進していた。
名刺には立派な肩書き。でも、恋人と別れたことも覚えていなかった。
友達の顔も思い出せない。
それでも、スキップは止められなかった。
最後のスキップボタンを押したとき、
ユウトは白髪まじりの自分が病室で横たわっているのを見た。
スマホは古く、通知はゼロ。
「……あれ?いつ、僕の人生終わったんだ?」
解説:人生を早送りするということは…
「今」を雑に飛ばしても、人生に“感動”や“達成感”は残りません。
悩んでる自分、
努力してる自分、
傷ついた時間。
全部ひっくるめて、それがあなたの人生です。
時間は「スキップ」できても、
“体験”はスキップできない。
だからこそ、
今日という一日を、
丁寧に、じっくりと、生きていきましょう。
脚本を書くためにオススメ本5選
この2,3カ月で脚本を書くために読んだ本たちをここでご紹介させてください!
すべて、私が読んで「タメになった」「面白い」と思った本なので興味があれば、ぜひ読んでみてください!
取材・執筆・推敲 書く人の教科書
この本は「書くとはどういう営みか?」という本質に迫りながら、取材の切り口、言葉の選び方、推敲の仕方まで、書く人に必要な“思考の型”を授けてくれました。
対話や感情の細かい描写にも役立ち、キャラクターの魅力をさらに高めてくれる内容が満載だと感じています!脚本家を目指すあなたの「思考と言葉の精度」が、確実に上がる一冊です。
SAVE THE CATの法則 : 本当に売れる脚本術
SNSでバズっている動画を見ても、「これ何かに似てるな?」って思うことありますよね。
ヒットする脚本には、必ず「型」がある。この本はハリウッドでも愛用される“売れる脚本”の黄金パターンを、誰にでも使えるテンプレートとして提供してくれるというので購入しました!
登場人物の行動原理や物語の構造を明快に解説し、「最初の1分で観客の心を掴む」方法を学べます。感動と納得を両立させたいすべての脚本家に、必携の一冊です。
プロだけが知っている小説の書き方
小説家の目線は、映像脚本にも応用できると思って、この本を購入しました。
プロの作家が教える“人の心を動かす文章”の本質は、脚本のセリフやナレーションにも直結します。「感情の見せ方」「情景描写のコツ」「伝えすぎない勇気」など、作品に余韻を残すためのヒントが満載でした!
映画のような作品を作るなら参考になるなと思いました。しかし、TikTokやYoutubeでの縦型ショートドラマだと、そこまでのものを求められず、スキップされる要因になる部分もあるかなと少し感じました、、、!
映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形
いろいろな本を読み、実際に今の人たちはどのような形で、動画・コンテンツに触れているのか興味を持ったので、こちらを購入しました。
この本はファスト映画やネタバレ文化に見る現代人の視聴行動を考察し、「どこで観る人の心が動くのか?」を明らかにしてくれます。脚本家にとって、“飽きさせない構成”と“共感の起点”を緻密に設計するヒントが詰まった現代的な視座が得られます。情報過多の時代に“観てもらえる脚本”とは何かを問い直すきっかけに。新時代の必読書です。
解像度を上げる 曖昧な思考を明晰にする「深さ・広さ・構造・時間」の4視点と行動法
この本は脚本づくりに限りませんが、私の仲良くしてもらっている社長さんからオススメされたこともあり、読んでみました。もっと「脚本を書く」という行為に対して、理解したいと思って!
脚本づくりの原点は「観察」と「解釈」。この本は、曖昧な物事を深く、広く、構造的に、そして時間軸で捉える“思考の解像度”を高める方法を教えてくれます。
登場人物の背景や動機、場面展開の整合性、社会との接点を描く力がぐっと増すことで、脚本が“読む”ものから“感じる”ものへと進化します。テーマを“掘り下げる力”が劇的に向上する、脚本家の知的武器です。