「あと1つ手に入れば、人生が変わる」
「もう少しこれがあったら幸せになれるのに」
そう思いながら、日々もやもやした気持ちと向き合っている方も多いのではないでしょうか？
私たちは、SNSや情報の海に囲まれて、つねに何かが足りないと感じながら生きています。
では、本当に幸せになるには、どれだけのものが必要なのでしょうか？
今回は、そんな「もっと欲しい」が止まらない現代人に向けた、お話をお送りします。
“あと1つ”足りない病
こうすけは都内でフリーランスとして働いていた。
最新のスマホ、高性能なノートPC、フォロワー1.2万人。
周囲からは「成功してるね」と言われることも多かった。
でも、なぜか満たされない。
「あと1本、バズる投稿ができれば」
「あと1社、有名企業と仕事ができたら」
「あと1桁、収入が増えたら…」
“あと1つ”が足りないと感じながら、SNSを徘徊し、他人の成果を見ては、ため息をつく日々。
ある日、学生時代の友人・たくみの投稿に目が留まる。
彼は地方で古民家をリノベし、庭で育てた野菜とパンを焼いて暮らしていた。
フォロワーは少ないが、投稿には「今日もいい日だった」と綴られていた。
気になったこうすけは連絡を取り、久しぶりに会いに行った。
「なんでたくみはそんなに満足そうなんだ？」
「もっといい暮らしをしたいとは思わないのか？」
こうすけがそう尋ねると、たくみは笑いながら言った。
「僕には何もないよ。でも、“もう十分”って思える暮らしを選んだら、気持ちがラクになったんだ。」
その日、こうすけは気づいた。
自分はずっと、“足りないもの”ばかり数えていた。
けれど、すでにあるものの価値に目を向けることが、本当の豊かさへの第一歩だった。
解説：“あと1つ”足りない病はどこまでいっても終わらない
こうすけのように「あと1つあれば幸せになれる」と思う気持ちは、多くの人が経験しているはずです。
SNSが当たり前になった今、他人の“成功”や“成果”がどんどん流れてきて、つい自分と比べてしまいがちです。
でも、その「足りない感」、実は終わりがありません。
フォロワーが1万人でも「あと1万」、収入が月50万でも「あと10万」と思ってしまう。
そうしていつまでも“もっと”を追い続けると、心がすり減っていくのです。
本当に幸せになりたいなら、必要なのは「あと1つ」を埋めることではありません。
今、すでに持っているものに感謝し、その価値を受け取る力こそが、心を満たすカギになります。
欲を持つことが悪いわけではありません。
でも、「これで十分」と思える視点を持つことで、人は穏やかで豊かな生き方に近づいていけるのです。
自分のペースで、心を整える習慣を
この話を読んで「今のままじゃいけない」「頑張らないと」って思えた。
そんな、あなたは今変わりたいと思っているのではないでしょうか？
でも、はすぐに改善することが難しかったり、ましてや今日やるきだったとしても、明日には何もやりたくなくなっていたり。私もそういった思いを何度も何度もしてきました。
そのたびに私は心が弱いんだって思って、ちょっと自分のことを好きじゃなくなったこともあります。でも変わりたい気持ちはどこかまだ風化せずに残っていたので、自分一人の力だけではなく、ほかの力も借りようと思いました。
それが、Awarefy（アウェアファイ）というアプリでした。
最初は正直、半信半疑でした。
でも、毎日アプリを開いて、今の気持ちを言葉にして、少しずつ「自分のことを知っていく」うちに、
なんだか心が整ってくる感覚がありました。
焦ることも、不安になることも、まだあります。
でも、そんなときに“自分に立ち返る場所”があるだけで、
気持ちの持ち方が変わってきたんです。
ひとりで頑張るのではなく、
「今の自分」をそのまま受け止める時間を持つこと。
それが、変わるための最初の一歩なのかもしれません。
