稼ぎたいと思って、本を読んだり、YouTubeを見たり、情報収集に時間を使っているのに、なぜか一向に動けない。
そもそも「なぜ稼ぎたいんだろう」という問いに、ちゃんと答えられない自分に気づいたとき、すこし怖くなりました。目標もなく、ただ「稼がなきゃ」という焦りだけがある状態。そのくせ、なにから手をつければいいのかわからなくて、また本を開く——その繰り返し。
これはわたし自身の話です。そして今も、その途中にいます。
完全に答えを出せたわけじゃないし、大きな成果を上げたわけでもない。でも、少しずつ見えてきたことがあって。それは、稼げない理由ってスキル不足でも、努力不足でもなかったということ。
この記事では、わたしが経営者の方に言われてハッとしたこと、自分で行動してみて気づいたこと、そしてまだ模索しながらも感じている「たぶんここが核心だ」という話を書いていきます。
正解を教える記事ではありません。でも、同じように「稼ぎたいのになぜか動けない」と感じている30代の方に、なにかひとつでも刺さるものがあれば嬉しいです。
稼げない人が最初にはまる罠|「やり方」より先に必要なもの

なぜ知識を集めても稼げないのか
稼ぐための情報は、今の時代いくらでも手に入ります。副業の始め方、フリーランスの単価交渉術、SNSでの集客方法——検索すれば山ほど出てくる。
でもわたしは、それを読んでも読んでも、なんとなく動けなかった。
なぜかというと、知識は増えているのに、自分のなかに「やる理由」がなかったからだと思っています。なんのために稼ぐのか、いくら稼げばいいのか、そこがふわっとしたまま「方法」だけを探していた。
これ、よく言われる「ノウハウコレクター」の状態です。本棚に本が増え、ブックマークが増え、でも行動は変わらない。知識が増えること自体に満足してしまっている。
稼げるかどうかの差は、知識量じゃない。「なぜ稼ぐのか」という問いに、自分なりの答えを持っているかどうか——そこが出発点だとようやく気づきました。
「なぜ稼ぎたいのか」が曖昧なまま動いても進めない理由
お金って、いろんな感情や願望の入れ物になりやすいんですよね。「自由になりたい」「不安をなくしたい」「認められたい」——それが全部「お金を稼ぎたい」という言葉にまとめられてしまう。
でも本当に欲しいのは「お金」そのものじゃなくて、その先にある何かのはずです。
「いくら稼げばいいのか」がわからないまま動こうとすると、ゴールのないマラソンを走るようなもの。どこまで走ればいいかわからないから、スタートラインに立つのも怖くなる。
わたしも今、この問いとまだ向き合っています。完全に答えが出たとは言えない。でも「稼ぎたい」の奥にあるものを少しずつ言語化しようとしているだけで、行動のしやすさが変わってきた感覚はあります。
経営者に言われた、お金より先に整えること

挨拶・お礼・当たり前を「突き抜ける」という意味
先日、知り合いの経営者の方と話す機会がありました。その方に言われたことが、すごく刺さって。
「マインドや思い、挨拶・お礼といった当たり前のことを突き抜けてからじゃないと、稼ぐ話をしても意味がない」
最初、正直「そんなの当然では」と思いました。挨拶やお礼なんて、社会人なら誰でもやってる。でもよく考えると、「当たり前のことを当たり前以上にやれているか」 というと、そうじゃないなと。
丁寧な返信、小さなお礼、約束を守ること、報告・連絡・相談。全部「当然のこと」だけど、そこに「こだわり」を持ってやれている人ってどれくらいいるだろう、と。
稼げている人って、派手なスキルよりも先に、こういう「土台」がしっかりしていることが多い気がします。
喜ばれる人になることが、稼ぐ力の土台になる
これに関連して、最近よく周りから勧められている本があります。永松茂久さんの『喜ばれる人になりなさい』です。
この本の核心にあるのは、「人を喜ばせること=媚びることじゃない」「自分の人生を生きながら、目の前の人を大切にすること」というメッセージ。
稼ぐことを考える前に、自分は誰かに喜ばれているだろうかという問いを持つこと。それができている人のところに、仕事もお金も人も集まってくる——という考え方は、経営者の方に言われた話とも重なっていて、腑に落ちました。
『喜ばれる人になりなさい』から学んだこと(書籍紹介)
著者の永松さんは、3坪のたこ焼き屋からスタートして、累計1,000万部を超える著者になった方です。その原点にあるのが、お母さんから言われ続けた「喜ばれる人になりなさい」という一言。
読んでみて印象的だったのは、「喜ばれる人になる」ことは、自己犠牲でも他人に媚びることでもなくて、「自分の人生を生きる」こととイコールだという視点。
稼ぐためのテクニック本ではないんですが、「なぜ稼ぎたいのかわからない」「どうやってもうまくいかない」と感じている人に、まず読んでほしい一冊だと思っています。マインドの土台を作る上で、今のわたしにはとても効いた本です。
師匠・メンターはどこにいるのか|みんなが教えてくれなかった答え

「今の生活導線の中にはいない」という現実
「稼げるようになりたいなら、師匠を見つけて引き上げてもらえ」——そんな話、よく聞きますよね。
わたしも色々な人に「どうすれば師匠に出会えますか?」と聞いてみました。でも、誰も具体的な答えを教えてくれなかった。みんな「いい人に出会えた」とは言うけど、どこでどう出会ったのかはぼんやりしている。
ひとつだけ言われたことがあって。それが「今の自分の生活導線の中には、たぶんいない」ということ。
きつい言い方に聞こえるかもしれないけど、これはすごくリアルだと思います。毎日同じ場所で、同じ人たちと、同じ話をしていたら——そこにいない人には会えない。今の自分の「当たり前」の範囲の外に、その人はいる。
自分の過去の知識だけで判断することの限界
もうひとつ気づいたのが、「自分で考えて行動する」ことへの過信でした。
自分で判断して動くのは大切なことだと思っていた。でもそれって、自分のこれまでの経験と知識の範囲でしか判断できていないんですよね。
つまり、今の自分が考えつく「最善策」は、今の自分のレベルの最善でしかない。そこから抜け出すには、今の自分の「外」からの視点が必要で——それを持っている人が、メンターや師匠と呼ばれる存在なんだと思います。
生活導線を変えたら、出会いが変わった|わたしの実体験

知り合いからの受注だけだったわたしが、クラウドワークスに飛び込んだ話
フリーランスになってから、しばらくは知り合いからの紹介や既存のつながりだけで仕事を受けていました。それはそれで安心感があったし、ゼロから営業しなくていいのはラクだった。
でも、ある時気づいたんです。このままだと、出会う人も、仕事の種類も、自分の思考の幅も——全部「今の自分の導線」の中で完結してしまうと。
そこで、やったことがなかったクラウドワークスで自分から仕事を取りに行くことにしました。提案文を書いて、面談をして、知らない人と仕事をする。正直、はじめはかなり緊張しました。
行動したその先で起きたこと
結果として、その面談がきっかけで新しい出会いにつながりました。今まで自分の周りにはいなかったタイプの方と話せて、考え方や仕事への向き合い方が刺激になっている。
まだ大きな成果が出たわけじゃないし、「生活導線を変えたらうまくいく」と言い切れるほど先には進んでいません。でも、行動する前と後で、自分の視野が確実に広がった感覚はある。
「知り合い経由」という安全地帯から一歩出ただけで、世界がすこし変わった。これが今のわたしの実感です。
行動量が成果に直結する理由|今すぐできる「導線の変え方」

行ったことがない場所、やったことがないことを増やす
師匠やメンターに出会う「正解の方法」は、たぶんない。でも、出会う確率を上げることはできる。
それが行動量を増やすことです。
行ったことがない場所に行く、やったことがないことをやってみる、話したことがない人と話す——こういった「今の導線の外に出る行動」を積み重ねることが、出会いの確率を上げる唯一の方法だと今は思っています。
一回一回の行動は小さくていい。でも、その数が増えるほど、自分の知らない世界との接触面積が広がっていく。行動量は、そのまま出会いの量と成果に直結する。
コミュニティ・オンラインサロンという選択肢
「今の導線の外に出る」手段として、オンラインサロンやコミュニティへの参加はひとつの有効な選択肢だと思っています。
地域や年齢関係なく、自分が関心を持てる分野・価値観の近い人たちと繋がれる。そこに「自分より少し先を行っている人」がいれば、自然と思考や行動が引き上げられていく。
スクールのように「何かを教わる」場所というより、一緒に考えて動く仲間を見つける場所として使うイメージ。月数千円程度から入れるものも多いので、まずは気軽に試してみる価値はあると思います。
わたし自身もまだ模索中ですが、「どんなコミュニティに入るか」より「とにかく今の導線の外に出る」という意識で動き始めることの方が、ずっと大事だと感じています。
まとめ|稼ぐ前に、まず「人」を整える

稼げない理由は、スキルじゃない。情報量でもない。
「なぜ稼ぎたいのか」が曖昧なまま方法を探しても、動けない。当たり前のことを突き抜けてやる土台がなければ、テクニックは空回りする。今の自分の生活導線の中だけで考えていたら、自分を引き上げてくれる人には出会えない。
——これが、わたしが今のところ見えてきた「稼げない本当の理由」です。
全部、まだ途中の話です。大きく稼げるようになったわけじゃないし、メンターと呼べる人にも出会えていないかもしれない。でも、クラウドワークスで一歩踏み出してみて、世界が少し広がった。
まずは、今日の「当たり前」を少しだけ丁寧にやってみること。そして、いつもと違う場所に一歩だけ踏み出してみること。
その小さな積み重ねが、きっと出会いを変えて、収入を変えていくんだと——今のわたしは、そう信じて動いています。

